未婚と既婚の違い

アメリカに来てから感じた話です。
日本との違いはあとから考察。

会計監査の関係で日系の監査会社に来てもらっているがうちの担当はいつも女性。
責任者はAさん。今年で3回目のお付き合いになる。

見た目は間違いなく日本人であり苗字・名前がもろ日本人っぽいからまだ未婚と思っていた。
もっとも結婚しても名前を変えない女性は多いし、まして日系企業だから名前だけで既婚か未婚かを判断するのは難しいが。。。

歳は私の見立ててでは40オーバーか!?
見るからにザ・キャリアウーマンという感じで
細めのパンツスーツを着こなし、ヒールの音をカツカツいわせて歩いている。
細い眉と目、唇はおいらの好みではないため、ストライクゾーンとは云い難いし、
いわゆる「キツイ」感じの風貌で女性としての興味はあまり湧かないタイプであった。

そのAさん。今年ひと目会って「なんか去年までと違う感じ」を受けた。
当然その日の体調や仕事の進捗での違いもあるのだろうが、それとは違うもの。
その日はその理由がわからないまま私へのインタビューと二人で昼食を食べて終了。
昼食も彼女の方からお誘いがあった。いくら仕事とはいえ、男女二人だけで昼食は初めてだったので「え、二人だけでですか?」と思わず聞いてしまったほど。
昨年まではスタッフが一緒だったし。。。

昨年までのAさんだったらもっとドキドキしたかもしれないが、今年はそれが無かったのだ。

その後1週間ほど経ってからシカゴ本社のM社長から「先週どうだった?Aさん、昨年秋に結婚したから少し変わっていただろう?」との話。
前の週の謎が一気に納得。

別に綺麗になったとか逆にやつれたとかではないのだが、何となく「近付きがたいオーラ」を醸し出していた。
昨年までもキツイ感じには違いないが、どこかに「女」を匂わせる部分があって「まだシングルなんだろうなぁ・・・」と何となく感じる部分があったのだ。
それが今回は、キツサは相変わらずだし愛想は変わらないのだが、「ここ空いてますよオーラ」が無くなった が一番適切な表現か。
何とも表現が難しいが、より魅力的になったが異性対象としての感じ方は一段と後退した感じだ。(老けた感じは一切無し。むしろ明るくなった!?)

夫を得た心の余裕?がそうさせているのだろうか?
もっとも彼女の仕事の内容からすると週単位で北米各地を渡り歩いているはずで、一緒に過ごせる時間はそれほどない筈である。

で、考えたのが日本では既婚・未婚を判断出来るようなオーラは判別しにくいよね
ってこと。
お化粧だのファッションは別として、街中で40前後の女性を見て、すぐ未婚か既婚判断するのは困難だ。でもアメリカならかなりの確率で言い当てる自信はある。
その違いはなんだろう・・・

大きなテーマだから一回で語るのは難しいが、一言で言うなら「結婚の価値観の差」って所でしょうか。

日本の結婚は「法的契約」観念が先で、愛してるか愛してないかは別次元のところにある。アメリカは愛してなければ離婚するのが「当たり前」なのだ。
だから「ここ空いてますよ」オーラは本能的に醸し出せるのだろう。

反面、日本の女性は「恋愛は別よ」と云わんばかりに「いつでもOKオーラ」を発している既婚女性が多く居て、出してない独身女性も多いからややこしくて。。。
不倫だの婚外恋愛だのがファッションのように語られる。
どちらが良いのか、健全なのか?はよく判らない。
(個人的には日本のドキドキ感が好きだが。。。)

日米の差、男女の差、みんな違ってみんないい がモットーではあるが
ここいら辺にこだわって書いていくことが多くなりそうだ。