紅白歌合戦に思ふ

久しぶりに。。。
多分30年ぶりくらいに紅白歌合戦をフルで観た。

アメリカだからネットの動画サイト配信版(違法!?)だが・・・

それでもこちらの12月31日の昼過ぎにはupされて
現地日本とは違い
明るいうちから「紅白」を観られるのも
不思議な感じではある。。。

で、「紅白」である。

元々音楽好きで自称「なんでも評論家」の私としては
久々の「紅白」にビックリした。
というより、率直に「がっかり」した。

半分近くが知らないアーティストだったのは自分の怠慢だから仕方ないとして
視聴者は歌を、パフォーマンスを観たいわけで
応援にアイドル達(?)をこれでもかと思うほどつぎ込む様にはうんざり。
何で演歌にAKBや関ジャニが出てくる??
視聴率確保のためか・・・?
NHKの編集サイドの苦労は判らないでもないが
はっきり云って邪魔!
唯一、企業や一部の偏向勢力に左右されず演出できる放送局のはずなのに
情けないの一言である。

丸山明宏(俺的には本名のこの方がしっくりくる)の「ヨイトマケ」だけが
特別扱いのようにフルコーラス+余計なものなし。
これでいいんです。
全部これでいい!

昔ほど固定カメラでのアップが減ったのはデジタル化のせいか?
(顔の皺が目立つから!?)
だとしたら映像文化の後退だ。
エンターティナーは顔で勝負。
目が回るようなカメラワークは迷惑千万である。

あれじゃ音楽産業が育たないわけである。
騒ぎたい人はコンサートに行けばいいし
純粋に音楽を聴きたい人はCD,DVD,You tubeで聴けばいい。

「ステージを観る」ということは「パフォーマンスを観る」ことであり
聴衆はそれを演奏で感じたいわけで。。。

あれでは小学校の学芸会のほうがまだ感動するってもんだ。

「1年の締めくくりに紅白」「紅白だけは特別」というのは
もはや昭和時代の昔物語になってしまったのか・・

そんな2012年であった。