夫の家事

夫の家事参加についてのアンケート結果

夫の家事参加が積極的でないと思う
妻:24% 夫:18%
この差は、まぁうなずける。

面白かったのはその理由。
妻側:元々手伝う気持ちが無い・・・ 61%と圧倒的
夫側:やると文句を言われるから・・・27%

わかる〜!面白い数字だ!
妻側と夫側の言い分が違うんだね。。。って話。

やると文句を言われるというのは大概の夫は経験してると思う。
やってもやらなくても文句を言われるのなら、やらない方がマシ というのが男の理屈。
男も手伝うのが当たり前でしょう!少し云ったくらいで文句と捉えられたら何にも云えないわ! というのが女の理屈でしょう(多分・・・)。
ここが面白いよね。価値観と相違というか感性の相違というか。。。
男の意見として言わせて貰うと、やる気がないということは無いんです。やり方が判らない、要領が悪いということは判ってよ。それをギャーギャー云われるからやりたくなくなるんでしょ!?確かに男の変なプライドが邪魔してるところはあると思う。
でも「元々やる気なんかないんでしょ!?」と云われるとカチンときますよね。。。

一方女性にはそこが判らんのでしょうね。「こんな事くらい何で出来ないの?」と平気で云いますもん。そう意味では女性は冷酷だ。新婚なら云わないんだろうけど・・・

で、この溝をどうしたら埋められるんでしょうね?そもそも可能なんでしょうか?

米国の夫婦を見る限り、男が家事をするのは当たり前であり彼らの料理もまずまず美味しい。もっとも日本の味のレベルが格段に違うのを差し引いて語る必要があり「食べられるレベルである」というべきかも知れないが。
私が知る限り、夫の仕事ぶりに妻が何か言っているのを見たことは無い。味付けで注文をつけるぐらいで、大抵は「うん。美味しい!」とか「Good job!]と褒めるのが礼儀だ。きっと幼い頃から男も料理や掃除、家のことをやるのを見て育つから違和感はないのだろう。米国の家はでかいしガレージや庭もあるので物理的に家事を女性だけで出来るはずが無いというのもあるだろう。その点日本は伝統的に家事は妻(嫁)の仕事との認識が強く、特に料理については「男子厨房に入るべからず」の哲学が長年支持されてきた。ある日突然に男も料理を手伝いましょう!とはならないですわな。長い年月が必要だと思う。

あとは感性の問題。男には「家事ぐらい・・・」と軽んじる風潮が根強いのもあるだろう。でもそれは最近、社会的に是正されてきてる。
俺的に興味があるのは「文句を云う」「文句を云われるくらいなら・・」の部分が改善されるのか?どうやって?のところ。
前のブログでも「女の話は解決策を求めていない。すでに結論は自分の中で決まっていて相手に聞いてもらいたいだけ」「男は話をされると何がしかの回答を出そうとする」の脳科学的な差があると書いた。上記の例もこれに合致する。
女性の文句は確かに文句では有るがその行動自体を否定をしているわけでなく、愚痴・不満の類いなんでしょうが、云われた男の方は「相手は快く思っていない=別の方法が必要=もっと上手にやるかor止めるかのどっちか」の思考が働く。本能的に。
あぁ、とても不幸な状況です。

単身赴任して思ったけど、家事って楽しい。というより家事でもしないと気が紛れない。きっと主婦もそうなんだと思う。でも時々自分以外の人が何かをしようとしたとき、自分のイメージと違う場合は特にストレスになるのは良く判った。相手に云わないだけ。。。
そう、ここだと思う。女は口に出しちゃう。男は黙って○○○。。。
女性よ、男は小さなことでも云われたことは気にする動物だと理解せよ。
男性よ、女は何かをしてもらいたくて文句を云ってるのでは無くつぶやいているだけの動物だと理解せよ。

こういうことを学校で(保健体育?倫理社会?)で教える必要あると思う。それで離婚率が下がったり少子化の歯止めに貢献できるのならば何十億か使ってでもやる意義は充分にあるしすぐに元は取れる。
笑い話で済ませられる話ではない国家的な問題だと思うのだ。