日本人女性にもの申す-2 育児休暇

育児休暇を3年間取れるようにと安倍首相が言ったとか。
詳しく内容を読んでないのでニュースレベルでしか知らないのだが、順番を間違えてますよね。。。

アメリカに来てビックリしたことのひとつに、出産に関する考え方がある。
ホントに出産する前日まで仕事をし、病院には2日間しか入院しない。しないというより出来ない。追い出されるといった方が早い。
で、出産後2ヶ月(60日)で出勤してくる人が殆どだ。有給を認めているのは我が社では60日だからだ。こう云うと「なんだ、アメリカのほうが育児休暇に消極的じゃん」と思うだろうがそうではない。逆だ。子供を産んだ女性には沢山の権利が発生する。同時に会社側には義務が発生する。例えば、会社は搾乳できる部屋を準備しなければならない。オッパイをあげる時間には自宅に帰さなくてはいけない。ま、早い話、自由に会社と家を行ったり来たり出来るということ。でも皆がそうやっているから違和感はないし、子供はみんなの財産という考えが浸透しているから「逆妊婦蔑視」という感じは全く無い。

で、日本の育児休暇である。1年だろうが3年だろうが、そもそも休暇を違和感無く取れる文化が根付いているのだろうか?サービス残業の規制は市民権を得た感じだが、妊婦、育児中だからと云って簡単に休暇を与えても経営が安泰な会社なんて何%あるだろう?
休ませりゃ良いって考えがそもそも甘い。。。託児所を作るとか育児中はアメリカのように半日出勤で良いとかのルールの方が女性、子持ち夫婦には有り難いはず。たっぷり休んだ3年後に戻る方もそりゃ気持ちよくないですよ、きっと。
適当に、本当意味での適当な時間に会社来てくれれば良いですよ。。っていう考えにはならんのか?アメリカはそれやっとるぞ!これが「愛社精神が足りない」っていう奴がいるなら出て来い!って感じだ。


こういう具体的な声をもっと日本女性は正に声を大にして主張すべきだ。出産経験のある人は特に。韓流スターや歌舞伎にキャーキャー言ってる場合じゃないでしょ。ここをちゃんとしないと少子化に歯止めがかからず、ひいては老人を支える年代が増えない。つまり貴方の面倒を見てくれる人が居なくなるんです他人事じゃないんです。

女性の問題ではなく男性の問題だ(でもある)という人も居るが、否定はしないもののやはり妊娠、出産経験のある女性でないとわからない部分はあるし、そこを主張しないとただの政治的なテーマにされて終わってしまうのだ。かつて安保に学生が騒いだように、いまこそ出産,育児問題に女性が声を上げなくてどうする!?

繰り返し主張するが(下らない)ワイドショーや韓国ドラマを観るのもいいが、女性を守れるのは女性しか居ないんですよ。男に任せちゃおれん っていうオバちゃんが沢山出てきて欲しいのだ。(オバちゃんじゃなければもっとハッピーだけど。。。)