慰安婦問題のその後

久々の更新になってしまいました。
テネシー出張が多いのでこんなペースになっちゃうかも。。。

慰安婦問題
渦中とも言える大阪市の橋下市長がTV出演し、ニュースや新聞などでの誤報(説明不足と言った方が正確だと思うのだが・・・)を改めて指摘、持論を説明しなおすという内容だった。その番組でレギュラーコメンテータだった水道橋博士が「小銭を稼ぐコメンテータとは違い有権者は冷静だ」との橋下発言に怒って生番組中に降板しちゃったという。

有料動画サイトで改めてその番組を観てみた。大阪で作成の番組なのにコメンテータは全員、反橋下派に見えた。橋下氏は孤軍奮闘の感。
肝心の討論もイマイチ噛みあっていなかった。いつもの揚げ足取り基調が否めない。

前にもこのブログで書いたし、橋下氏の言いたいことは私の考えに近い。
慰安婦のような存在があったことは事実である。そのことの認識と国や軍が主導したか否かの議論を一緒くたにしてるところがそもそもおかしい。
橋下氏がこう言った、ああ言った、発言がぶれている、そもそも政治家が語るべきでない、等々、臭いところには蓋をしたい国民性がモロに吐き出された内容だ。
水道橋降板の問題となった点は、橋下発言に問題あるか無いかの電話アンケートで圧倒的に「問題なし」が多かった。スタジオ内では圧倒的に「問題あり」だったのに。。。
これで橋下氏が冒頭の「小銭稼ぎのコメンテータは・・・」の発言になったわけ。

私としては橋下氏の主張に軍配を揚げる。
水道橋はあの番組中では最も好きなタレントではあるが、今回は橋下氏を応援する。
いわばクラス内のイジメッコに橋下氏がただ一人「それはおかしいんじゃないか!?」と異議を立てたに等しい。みんなイジメッコの下に居た方が立ち振る舞いが楽なことは明快だ。おかしいことはおかしい=慰安婦制度は存在したことはまずは認めようよ と主張しているのであって、正当化しようとは言っていない。さらにそのことで日本を蔑視する世界の論調にきちんと対抗しようよというのが橋下主張だ。
誰が、いつ、どのように組織したか?が問題なのではないのだ。


日本の文化は恥の文化だとよく言われる。
恥をかくことが悪だから恥はかかないように=隠せるものなら隠すべき の風潮がある。そこをぶち破るのがジャーナリズムのはずなのに、マスコミはこぞって守りに入っている。ある時は持ち上げ、ある時は徹底的にバッシングする。

橋下氏に「小銭稼ぎ発言を撤回する気はないか?」と尋ねたとき「ない。私だって批判をされるのだから」と回答したのも立派だ。その通りだからだ。

水道橋よ。お前もジャーナリズムにこれからも関わりたいのであればもう一歩骨のあるタレントになって出直してきて欲しい。応援してるぜよ!


6月17日追記
ネット情報に寄ると橋下氏がツイッターで発言を撤回、水道橋氏も前にサンデージャポンで弁護士時代の橋下氏が番組中に降板したのをパクッた旨の発言があったり。。。
トホホの人騒がせな騒動でした。
茶番とまで言いたくはないが、後味悪いぜ。徹底的に討論して欲しいテーマです。