日本女性の髪型について

4月23日の「日本人女性にもの申す-1 髪型」の記事に
何人かからコメントを頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。

「ゲゲゲの鬼太郎的同じような髪型に気持ち悪さを感じた。もっと個性を!」という私の意見に、
あれが日本の文化なのだ。ああでもしないと男性にもてないのだ
という趣旨のコメントを貰った。恐らく女性からの意見と推測しましたが。

現場の意見というのは最重要視せねばならない というのが私の仕事上のポリシーだ。だからこの意見も大いに尊重します。
きっと「可愛い」「イケテル」との類の言葉が彼女達に注がれているのでしょう。

そこは否定しません。

しかし、だ。
美的感覚というかセンスというか、「良いものはいつの時代も良い」という絶対的な感覚はあるはずで、そこをあえて外した流行というのも有って良いし、アバンギャルドもあっていい。
ただあのゲゲゲの鬼太郎的髪型には、俺は残念ながらそれらを感じない。
俺のようなおじさんに気に入られなくても彼女達はなにも困らないし、若い男子にさえ受ければ良いのだろうが、俺が言いたいのはそれがまかり通ってしまう文化の方に問題がありそうだということだ。
もっと端的にいえば「似合っているか、いないかを感じる感覚」が麻痺しているようで怖いということだ。
二昔以上前のヒッピー、長髪、サイケ調、etc.当時はマスコミ文化、教育界も色々たたいた。でも若い連中はあのファッションに勢いのある何かを感じていたと思う。「次世代とはこういうもの!」的な何かを。言葉では説明が出来ないのが情けないが・・・
でもあの目と耳を隠し、皆が皆うつむき加減で髪の毛を触りながら話をする姿をみると、新しい何か、エネルギーみたいなものは感じられないのだ。

そんなに熱くなって議論するネタじゃないよ という声もあるだろう。
所詮、誰もがそんな若い時代を過ごして大人になるのだ との思いが俺にもある。
でも「君達、それ似合ってないよ!」と言うおじさんたちが現れないのは困るのだ。いつの時代もおじさんは嫌われるものだ。嫌われるおじさん達がいて社会はうまく回っているのだ。
かつて親父達の世代に散々反発してきた俺が言うのだから、説得力は有ると思うのだが。。。。
こう思うのも、昭和生まれのおじさん脳なのだろうかねぇ・・・・。

おわり